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2011年04月09日

花見と自粛と不謹慎と

花見は自粛するべきか?
そういう記事がネット上でも多く見受けられた。



私は、被災した人や沈んだ気持ちの人にどんちゃん騒ぎを強要するのでなければ、好きなだけ花見を楽しめば良いと思う。

誰かに迷惑かけただとか、社会的にまずいことしただとか、そんなのは自己責任として



ってか(趣味が)忙しくて花見もできないかもしれない(´・ω・`)


真面目な話をするなら

どんなに悲しいことがあろうが、どんなに親しい人が居なくなろうが、現実は待ってくれない。
どんなに悲しいことがあろうが、どんなに親しい人が居なくなろうが、現実に置いていかれないように走り出さなければならない。

だから良い。


ちょっと立ち止まってあげるのも良いが、
それは赤の他人の仕事ではない。


いつまでも塞ぎ込んで、下を向いたままで、違和感を持たないような社会にしてはならない。


とそう思う。




じゃあ、イベントごとはどうか?


自分自身が、主催する側に立って初のイベントが
まさかこのタイミングだとは思わなかった…。(ーー;)


今回中止を検討するにあたって考えたことがいくつかある。
(いつもどおり長文ですよ)



1.人としてどうあるべきか
当然ではあるが
被災した人々を傷つけるような内容であってはならない。
多人数が集まるような場所でネタにして笑うのはもってのほかだし
時期や内容にも配慮が必要となる。

ただ、「皆が一番悲しんでいる人に合わせろ」という論調には異を唱えたい。

元々世の中にはさまざまな悲しみが溢れている。
それに対して、世の中の人たちが片っ端から同じ立場に立ち、
同じ感傷を共有するようなことがあれば
元々悲しんでいた人も、立ち直れなくなるのではないかと思う。

昔、「いいひと」という漫画にこんなセリフがあった。
(あなたには私の気持ちは分からない、と言われたことに対して)
「わかりません。 わからないから気休めを言ってあげられます。」

読んだ当時(高校生くらいか)には「何言ってるんだこいつ?」と思ったけれども
今このタイミングで少し共感できる、と思った。
悲しみを共感するのはもちろん大切で
共感しようと努力することも大切

だけれども
それを他人が100%理解するのは不可能で
そして100%理解してしまったら
相手と同じだけの悲しみに打ちひしがれることになってしまう。

同じレベルだけ悲しみにくれてしまえば
相手の打ち明ける話を受け止める余裕もなくなる。
相手が元気になるまでを支えてあげることもできなくなる。
相手に気休めを言って、「わからないくせに!」となじられることすらできなくなる。
私には、その状況が悲しみや苦難から立ち直るのに有効だとは思えない。

だから、一緒に悲観にくれる必要は無いけれども、
傷ついている人々を傷つけないように配慮するべきだし
直接被災はしていなくても、悲しんでいる人を悲しませたり、刺激したりすることは慎むべきだと思う。



2.実害は無いか
今回の例の場合、被災地に迷惑をかけるイベントであってはならない。
その迷惑を補って余りある実益や被災者への影響があるのならともかく
(もしも、本当に直接元気を与えられるイベントであれば
 それはもはや自粛云々の話にはならないはず)

今回の場合は電力、物流、物資等において
被災地援助の妨げになるかどうかが観点となってくる。
自分のイベント成立を優先させるあまりに
物流業者に無理を言うなどはもってのほかだ

今回は遠い愛知県で市民レベルでやる以上、
電力的にも物流的にも影響は皆無だということがわかった。


3.イベンターとしてどうあるべきか
イベントを企画して、他者に色々な依頼をする以上、
自粛をする場合にも迷惑をかける人たちが居ることは忘れてはいけない。
特に相手が業者の場合は、相手は「その仕事によってご飯を食べている」場合があるわけで
それによって業者が潰れてしまえばそれで路頭に迷う人が出てくるかもしれない。


ま、
うちのイベントは元々低予算なので迷惑かけるのは出演者や業者の日程にだけですが
それでも迷惑をかけるのには違いない。

人としてどうか、とは別に
イベンターとしてどうあるべきか、と考えると
・周りの評価をどう判断するか
・客の入りが見込めるか
というのを冷静に判断することが必要となる。
周りに「不謹慎だ」と判断されてしまえば
団体が立ち行かなくなる可能性もあるし
開催したところで客足がなければそのイベントは失敗に終わる。

個人的には
主催側の人間のモチベーションが上がらないから、
などという理由で自粛を決めるのはイベンターとしてどうか、と思う。

被災者や周辺住民やその他周りの人々への配慮ならともかく
自分自身のモチベーションくらいは自分で面倒を見るべきかと思う。

まぁ、これも
プロのイベンターなわけでもなし
そこまで要求するのは酷だとは思うけれども


4.チャリティーとしてどうあるべきか
ネット上ではよく「全額寄付しないのかよ!」とチャリティー系のイベントに噛み付く人が居るが
必要経費、というものもある。
必要経費が支払われなければ、
イベントがそれっきり立ち行かなくなることがあったり、
業者が破綻したり
人が路頭に迷ったりするわけで

全額寄付などというのは、普段から優雅な生活を送っているセレブの対応だと言える。
テレビの出演者なんて
出演料が=給料だったり
出演料から何割か引かれてやっと給料だったりするわけで
それも、テレビに出ている時間だけが拘束時間ではなく
打ち合わせをしている時間、
練習をしている時間、
リハーサルをしている時間、
ただの待ち時間、

全部をひっくるめての料金だと考えると

なんでもかんでも全額寄付に回せ、というのは
乱暴な判断だと思う。

もちろんこれも
うちのイベントで出演者にギャラが発生しているわけではないので関係ないのだが(笑)




5.そもそも娯楽は必要か
娯楽は必要です。
少なくとも現代社会では
産業として娯楽が必要だから。

娯楽がなければ経済として回らなくなるから
復興どころか被災地以外も失業者や低所得者に溢れたり
今まで輸入してきたものが手に入らなくなる。

まぁ、それはそれで後々身近な娯楽を自分たちで探すんだろうけれども
それは多分皆の望む世界ではないよね。

自粛を叫ぶ人たちはそこんところの危機感が足りない人が多いな、と思った。





ま、そういうわけで
じぶんとこのイベントは小さいわりに
私も私なりに色々考えたんですよ、と
そういうお話でした!(・∀・)

途中脱線もしたけれども
色々かけたから満足( ̄∇ ̄)

…花見してー(´・ω・`)  
Posted by メリー at 23:48Comments(2)