映画「サマーウォーズ」見てきたよ
というわけで11日
サマーウォーズを見てきました(・∀・)
オープニングの音楽好きだなぁ。ピコピコしていて
<注意>
個人的には、前情報ナシで見たほうが面白いと思いますので
見に行くかたはとにかく見てから読んだほうが良いかもです。
あらすじ
高校二年の夏休み。
部室でバイト(ネットワーク上の仮想空間のメンテナンス)をしていた主人公、小磯健二は
憧れの先輩、夏希にアルバイトを頼まれる。
バイトの内容は夏希と共に故郷へと帰り、数日間の間一緒に過ごすという内容だった。
両親との関係すら希薄な健二は総勢27人という親戚の面々に面食らいながら
夏希のフィアンセのふりをする、という大役を果たそうとするのだが
そこに、電脳空間OZの異変、そしてそれによって巻き起こる現実の問題
そして重要参考人としてテレビの画面に映ったのは…
やー、
ドキドキわくわくで面白かったです( ̄∇ ̄)
事件のスケールがどんどんおおきくなりますが
それと平行して描かれる家庭という小さなスケールの話がまたいい感じで
あちこちで予想を裏切られました。
そして4世代にわたる大家族の様子を眺めつつ
自分がいつの間にか主人公たちの世代から
主人公たちの親世代のおうに近寄りつつあることにガクゼンとしてみたり
どうせなら年齢考証的にもうちょっと若手世代も描いて欲しいなぁと思ったり
そっちが描かれると主人公たちの出番がなくなりそうだからまぁいいかと思ったり
田舎があって親戚の集まりがあるヒトは
色々な意味で頷きながら見られるんじゃないでしょうか( ̄∇ ̄)
こっからネタバレ(見に行くヒトは見てからのほうがいいかも)
もともと私がサマーウォーズ見に行くか!となったいきさつは
るーこすずきさんの書いたブログが発端でした
そして自分でちゃんと見てみた結果
「たしかに一番盛り上がった!」と感じたのが
90歳間近のおばあちゃんの大活躍シーン
ココでは涙が出そうになりました(><)
かといって
全部さらわれてしまって他のキャラに見所が無いかというと
ちゃんと盛り上がるシーンは何段階にも分けて用意されていて
見せ場もちゃんと分かれていました。
(そのせいでちょっと微妙だと思ったところもありましたが)
<ここから長文注意>
一緒に見に行った比呂司さんとも話をしていたんですが
ヒロインの影が薄くて
そのわりにおじさんの影を追って自分で引っ張ってきた健二はないがしろで
あれではちょっと性格悪い娘というだけで
いいところがあまり描写されてないんじゃないかと思ってしまいました(゜∇゜)
花札のシーンの伏線も
夏希花札強い!っていうイメージがなかったのに唐突に沸いてきたのでちょっとびっくり
むしろ理系少年が何らかの理論を持ち出して
覚えたばかりの花札で勝ちまくる展開になるのかと思ってみてたんですが
ちょっと予想外でした
そして花札シーンにちょっとムリもあった
まぁ、「ボクをチップに使って」と「こい!」「こい!」はたしかに熱くて燃えるんだけれども
演出のしかたが不思議ムード漂っていて
視覚的に扱うにはこうするしかなかったのかなー
って印象でした。
逆に超出張っていて
盛り上がりすぎなんじゃないかと思ってしまったのがKINGカズマ(゜∇゜)
これは熱い!熱すぎる!といえる戦闘シーンで
こいつ一人で映画一本できちゃうんじゃないか、という流れでした。
多分作り手側のお気に入りだったんじゃないかと
話の流れ的には
カズマと夏希は逆でよかったんじゃね?的な話も出ました。
格闘ゲーム界の帝王は実は女の子の夏希だった
カズマはやたら花札が強い
幼くしてギャンブラーの風格を備えた少年
でもそれだとかなり早い段階で夏希が健二を見直してしまうという難点があるので
やっぱり難しいのかもしれないなぁ、とかなんとか
はい、色々いらんことを考えています(゜∇゜)
おっちゃんたちが自分たちの仕事の利を生かして
戦いの準備を整えるシーンはやっぱり男心をくすぐります。
やっぱこういういざと言う時に力をあわせる系っていいですよね( ̄∇ ̄)
さて、今回舞台が田舎ということで
実際に田舎があって帰郷している身としては
いろんな所で理解と納得がいくイメージでした。
残念ながらこの物語の中には自分と同世代がほとんど居ないので
そこは昔の記憶とかになっちゃいますが
うちにも、この一家を小規模にしたような親戚づきあいがあったなぁ、と
思い描くことが出来るお話でした。
いいよね、田舎
こういうのを見てると、文章を書くのが好きな人間としての目線ってのもやっぱりあって
特に昔、友達に誘われて田舎ネタ、郷愁ネタで書いたことがある身として
色々考えてしまうところもありました。
田舎ネタで小説とか書こうと思うと、ちょっとファンタジーものを書くときの感覚に似ていて
「読み手側が知らない世界について描いている」ことを想定しないといけません。
読み手が知っている前提で書いちゃうと何がなんだかわからないところも出てくるので
なのでそれを回避するいくつかのパターンがあって
1.主人公が元々田舎の外の人間
2.主人公は田舎の中の人間だがモノローグでイチイチ解説される。もしくは思い出のシーンと一緒に描かれる。
3.前半で田舎ではなく日常を描いておいて、それぞれ対比できるシーンを用意しておく。
といった描き方で書かれたりします。
今回は1ですね。
田舎の勝手や親戚づきあいにうとい主人公を捕まえて
同じ感覚で楽しんでもらおうというカンジ
ちなみにおもひでぽろぽろが多分2と3の合体くらいじゃないかと思ったりします。
まだまだつつけば色々出てきますが
なんか超長くなったのでこのへんで(゜∇゜)
比呂司さんからは
「それは『面白くなかった』ってことじゃないの?」
って言われちゃったけれども
いや、たしかに面白かったよ?
面白かった…よ?(゜∇゜)
なんか間違った楽しみかたしているかもしれませんが(ぉ
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